少し前に話題になった「奢り奢られ論争」をみているとみんな男女関係で不幸な人が多くなっていると感じる。
この原因は男女関係は利害関係の意識が強く働くからだ。
男は女性に対して下心があって、それが満足されないと「ここまでしてやったのに」と愚痴がでる。
また、徐々に関係が深まって、相手の女性の魅力が相対的に周りの女性と比べて低く思えたときには、この女性にはここまでする価値は無いと感じ始め、ここでも「おれはここまでしたのに」と愚痴が出始める。
上記の場合はその女性とすぐに別れた方が良いのだが、関係値の浅い女性で、これから仲を深めていきたい場合、自分の下心が充足されないからの理由で、愚痴をこぼすのはダサい。
そして、そのような場合、相手の女性への下心は既にバレていて、そこを逆手に取られている場合がほとんどだ。
じゃあ簡単な話、相手に下心を感じさせない雰囲気作りが大切だ。
そのためには、妹と兄のような関係を構築する。
良き妹と兄の関係には利害関係などない。
そのため、当然下心なんてないし、相手に嫌われたらどうしようと卑屈になることなく、ツッコミツッコミられる関係、また妹にとって兄は頼れる存在だ。
但し、「○○は妹のように思っている」と口に出す無粋な男は、これもまた下心丸出しだから女性から気持ち悪がられるから注意が必要だ。
言葉で表すのではなく、態度で表す。
特に実の妹がいる人にとっては大きなアドバンテージがある。
妹がいない人でも、実際の妹がいる気になって、接してみよう。
最初はぎこちなくても、妹がいたらこんな感じなんだろうなと、相手の女性に対して思えたのなら、その雰囲気は既に兄と妹の関係になっていると思う。
また、関係値が深まっても、兄妹の関係が構築されるのが理想だと思う。
それは、実の妹に対しては、「守るべき存在」として、常に相手のことを考えて行動するようになるからだ。
相手に贅沢させたいし、命をかけてでも守りたいし、毎日を幸せに過ごしてもらいたいという気持ちを見返りなしで思うようになる。そして、その気持ちが行動に変わり、女性はそこに対して父性を感じる。
だから、このような関係に「奢り奢られ論争」何て話にもならない。
そこに、あるのは少し照れくさいが「愛」なのだ。
こういう気持ちを持てる相手に出会えるために、男は日々自己研鑽に励んでいこう。